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日本で公文書管理に関する法律が制定されたのは2009年ですが、お隣の韓国ではこれに先立つこと10年、1999年1月29日に法律第5709号「公共機関の記録物管理に関する法律」が制定されています。アーカイブズ、レコード・マネジメントに関わる教育・研究も90年代から盛んとなりました。その中心機関の一つに、1998年に設立された社団法人韓国国家記録研究院(RIKAR)があります。設立以降積極的な研究活動、出版活動(翻訳出版を含む)を展開し、韓国におけるアーカイブズ、レコード・マネジメント制度の確立に大きく寄与したものと思われます。(同研究院はソウル市内の明知大学校内に所在し、大学院レベルの教育活動にもあたっています。)

参考のために買い求めた同研究院発行の文献が3冊ほど手許にあります。以下の部分は、そのうちの1冊「陸軍レコード・マネジメント体制構築のための制度基盤研究」の目次日本語訳です。

【書誌情報】

http://dspace.rikar.org/handle/2014.oak/601?mode=full

タイトル:陸軍のレコード・マネジメント体制構築のための制度基盤研究

オリジナルタイトル:육군 기록물 관리 체제 구축을위한 제도 기반 연구

発行時期:2004年12月

発行所:社団法人韓国国家記録研究院

執筆者(研究責任者):ソ・ソクチェ(韓国国家記録研究院 専任研究員)

執筆者(共同研究者):イ・ヒョサン(株式会社ドンソ電算 記録情報化チーム長)
※ソ・ソクチェ氏には「中国の文書・档案一体化概念分析」(『記録学研究』10号、2004年)、「電子記録マネジメントの理解」韓国国家記録研究院研究報告書10、2004年などがある。イ・ヒョサン氏の前職は国防部勤務支援団行政課長。

※原則として、原文の기록물(漢字では「記録物」)は「レコード」、관리(「管理」)は「マネジメント」としました。

【目次】

序文

第1章 陸軍の歴史
1.1 陸軍の目標
1.2 陸軍の任務と機能
1.3 陸軍の沿革
1.4 陸軍の歴史

第2章 陸軍の組織体系
2.1 陸軍の指揮体系
2.2 陸軍の組織構成
2.2.1 概要
2.2.2 陸軍部隊の組織編成
2.2.3 師団級部隊の組織
2.3 陸軍本部組織構成
2.3.1 機能
2.3.2 部門別重要業務

第3章 陸軍のレコード・マネジメント制度概観
3.1 陸軍のレコード・マネジメント制度変遷史
3.1.1 事務管理制度変遷史
3.1.2 レコード・マネジメント制度変遷史
3.2 レコード・マネジメント機構並びに専門要員制度
3.2.1 陸軍レコード・マネジメント機構
3.2.2 レコード・マネジメント専門要員の資格と運用
3.3 レコード移管の体系
3.3.1 既存の移管体系
3.3.2 現行レコード・マネジメント規定下の移管体系
3.4 レコードの分類体系
3.4.1 現行陸軍文書の分類体系
3.4.2 レコード分類基準表制度
3.5 レコードの保存管理
3.5.1 レコード・マネジメント機構別保存管理業務
3.5.2 保存期間
3.5.3 保存方法
3.5.4 保存場所
3.6 レコードの公開・活用
3.6.1 レコード公開可否の分類
3.6.2 公開除外対象レコード
3.6.3 レコードの活用
3.7 レコードの廃棄
3.7.1 レコードの廃棄
3.7.2 レコードの廃棄手続き
3.8 秘密レコード・マネジメント
3.8.1 秘密レコードのマネジメント原則
3.8.2 秘密レコードの保存・マネジメント体系
3.8.3 秘密レコードの登録並びに作成現況の報告
3.8.4 秘密レコードの移管並びに保存・マネジメント
3.8.5 秘密レコードの再分類並びに破棄
3.9 電子レコード・マネジメント
3.9.1 電子レコード・マネジメントの区分
3.9.2 警報段階別レコード処理

第4章 中国軍のレコード・マネジメント
4.1 中国軍組織体系
4.2 中国軍レコード・マネジメント制度
4.2.1 中国軍レコード・マネジメント体系
4.2.2 中国軍レコード分類体系
4.2.3 軍事レコードの評価標準

第5章 米国陸軍記録情報マネジメントシステム
5.1 概要
5.2 導入
5.2.1 目的
5.2.2 責任
5.2.3 ARIMSの原理
5.3 レコードキーピング要件の識別
5.3.1 指示命令
5.3.2 計画不能な記録
5.4 電子レコードキーピング
5.4.1 概要
5.4.2 電子的媒体上で記録を・マネジメントすること
5.5 編纂手順
5.5.1 情報を記録として維持すること
5.5.2 レコードキーピング関連設備供給
5.5.3 ハードコピー記録の検討、収集、固定
5.5.4 レコードの整理
5.5.5 秘密文書の維持
5.5.6 作成部門レコード目録
5.6 処理指針の適用
5.6.1 処理標準
5.6.2 保有期間の変更
5.6.3 レコード処理
5.7 利用サービスの手順
5.7.1 レコードの索引
5.7.2 レコード検索
5.7.3 レコード利用サービス
5.8 レコード移管
5.8.1 レコードをRHAとしての送付
5.8.2 レコードをAEAとしての送付
5.8.3 レコードの移管準備
5.8.4 秘密記録
5.9 記録保有者と連邦レコードセンター
5.9.1 地域並びに海外の記録保有者
5.9.2 陸軍レコードセンター

第6章 陸軍のレコード・マネジメント発展のための提言

附録
1. 文書分類基準の〔部の機能〕
2.中国の軍レコード・マネジメント関連規程
3.中国軍事レコード検索分類表
参考文献